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赤いデプレッサイワトカゲの詳細ページです。
ここでは、まず赤系のデプレッサイワトカゲがどのような分類をされているのか、解説させていただきます。
国内でも、未だ激レア種ではありますがポツポツと入荷が行われており、イベント等でも目にする機会が増え、着々と知名度が上がってきていると思われます。
そんな中、市場での販売名は赤系統の色であればコーラルやピルバラの名を冠しただけの状態で売られているのが目立ちます。
しかしながら、海外ではこの種の学名により相場に違いがあり、同じ和名だとしても分類に違いが有れば価格にも大きな差が生まれてしまいます。
なので、一重に赤いデプレッサと言ってもそれだけで値段を比べるのはいささか早計なのです。
話を戻しまして、現地の研究結果により分類が細かく定義されているにも関わらず、日本語で解説しているところが見つけられなかったので、僭越ながら当店がそれを詳しく説明してみようと思います。
では初めに、デプレッサイワトカゲは主にオーストリア大陸の左半分、つまり西オーストラリアに広く分布しており、その区域内のごく一部の北西エリアに、赤系のデプレッサが生息しております。
なお、上で書いたピルバラと言う名称はこの北西エリア一帯を意味する言葉です。
因みにもう一つのコーラルとは、珊瑚色を指す言葉なので赤~オレンジ色の体色を持ち、そのエリアに棲む2種類のデプレッサをまとめて表す言葉としてはどちらも適した名称と言えます。
そして、その限られた区域の西側と東側にいる赤系デプレッサが2種類に分けられました。
中でも体色が鮮血のように赤いものや黒血のように赤黒い模様一色が西ピルバラである"cygnitos"、それ以外の薄い赤からオレンジ色に近い体色に白い色が混ざった模様が東ピルバラの"epsisolus"と最近では定義されています。
蛇足ですがデプレッサイワトカゲに関しては他に通常色のサウザンと中間色のセントラルという種がおり、名前の通りなのですが西オーストリアの南にいるのがサウザン、コーラルとこの亜種に挟まれた真ん中の地域にいるのがセントラルとなり、全4種類で亜種分けがされております。
以上でデプレッサの解説は終わりとなりますが、まとめと致しまして、ではどうやって赤いデプレッサを見分ければいいのかというと、デプレッサイワトカゲには必ず背中から尻尾の先にかけて黒いモザイク模様が細く入っています。
その周りに白く縁取りされている個体がもれなく"epsisolus"です。
このページではイーストピルバラである"epsisolus"を扱っています。
もし、epsisolusではなく、という生粋のマニアの方はもう一つのページにご移動願います。
当店では赤の幅が広い、epsisolusからより赤の強い個体をセレクトして繁殖させています。
添付画像の親個体を御覧ください。
鮮血に近い、醒めたような赤い色の親です。
非常に優良血統なので、この機会をぜひお見逃しなく。
当店の東ピルバラはまだアメリカがオージーハープの輸出を解禁していた頃に店主が直輸入した個体郡を種親として、販売しております。
ではヨーロッパ等から出回る現在の東とは何が違うのかお答えしますと、ピルバラが東西分断される前から出回っていた西のような赤の濃さを持ちながらも、東のように明るい赤の色のピルバラです。
これがUS血統の特徴で、この赤色は年を取れば取るほど濃い色になり、まるで革のエイジングのような味わいの体色が出る血統です。
私は古株の人間なのでピルバラというとこの個体が頭に最初に浮かんできます。
今ではあまり意味のない血統管理なのかもしれませんが意味のないこだわりを持って繁殖を行うのがブリーディングの醍醐味だと思います。
手間暇かけて血統管理している個体なので、値段も高価ですが納得するクオリティの個体であると確信しております。
このこだわりとわかっていたける方、お問い合わせお待ちしております。
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